■ 最近よく聞く「フランキンセンス」って?
「フランキンセンス」という言葉を耳にする機会が増えていませんか?
アロマショップやスピリチュアル系の情報、Instagramでも頻繁に取り上げられており、注目度が高まっています。
フランキンセンスは、カンラン科の樹木から採れる天然樹脂で、古代から“聖なる香り”として宗教儀式などに使われてきました。
キリスト誕生の際に、三賢者が贈り物のひとつとしてフランキンセンスを捧げた――という逸話も有名ですね。
香りはスモーキーで、少しウッディ。
深呼吸したくなるような、静かでどこか神秘的な印象があります。
そんなフランキンセンスには、「空間や心を浄化する」、「内面と向き合う時間をサポートする」、「自分らしさを取り戻す」など、さまざまなイメージが結びついています。

■ でも…「フランキンセンス、ちょっと苦手」なあなたへ
実は、この香りを「苦手」と感じる方も意外と多いんです。
私もはじめて香ったときは、「ちょっと重たい」「薬っぽい」と感じ、あまり好みではありませんでした。
けれど、それにはちゃんと理由があるのです。
■ 香りの「好き・嫌い」は、今の心と体の状態とリンクしている
香りは、脳の“本能”に直接働きかけるもの。
私たちが意識する前に、過去の記憶や感情とつながっています。
たとえば、こんな理由が考えられます。
● 心がざわついているとき
落ち着いた香りを「重たい」と感じてしまうことがあります。
フランキンセンスのような“鎮める香り”は、リラックス状態のときほど心地よく感じられるのです。
● 思考が忙しすぎるとき
頭の中が情報でいっぱいだったり、焦りが強いときには、深い香りが「鈍く」「しつこい」と感じられることも。
● 過去の記憶に触れてしまったとき
香りは記憶を引き出します。
たとえば昔の薬の匂いや、古びた木のにおいを思い出し、不快な印象につながってしまうこともあります。
■ フランキンセンスが苦手=“今の自分”を教えてくれている
ここが一番大事なポイントです。
香りに「苦手」と感じたとき、
それはあなたがダメなのではなく、「今のあなたの心と体の状態」を教えてくれているんです。
フランキンセンスは“浄化”や“内省”の香り。
それを「受け入れにくい」と感じるのは、もしかすると心がまだ“立ち止まる余裕”を持てていないのかもしれません。
あるいは、「変化の前兆」で感覚が敏感になっているとも考えられます。
■ 苦手でも無理せず、少しずつ取り入れてみて
苦手な香りは、無理に取り入れる必要はありません。
でも、ちょっと気になるな…と思ったら、こんなふうに試してみてください。
- ティッシュに1滴だけ垂らして、少し離して香ってみる
- レモンやオレンジなど、明るい香りとブレンドしてみる
- 精油ではなく、香炉やお香で穏やかに香らせてみる
- 玄関や寝室など、“気を切り替えたい場所”にそっと置いてみる
無理せず、気持ちのよい距離感を保ちながら香りと向き合うことで、いつしか「心地よく」感じられる瞬間が訪れるかもしれません。
■ フランキンセンスと開運・引き寄せの関係
スピリチュアルな視点では、運気の流れ=“気”の状態とされます。
その“気”を整えるもののひとつが、香り。
フランキンセンスは、空間を清め、思考を静め、インスピレーションを呼び込む香りとも言われます。
こうしたプロセスは、自分自身をクリアにすること=開運や引き寄せの土台をつくることにつながるのです。
■ まとめ:苦手な香りは、未来の自分へのヒントかも
「香りの好み」は、ずっと変わらないものではありません。
私自身、かつて苦手だった香りが、今では手放せない“味方”になっています。
フランキンセンスが苦手だったあなたも、
もしかしたらそれは、今の心や体が「ちょっと立ち止まってみて」と伝えているサインかもしれません。
その声にそっと耳を傾けてみることで、
いつしか香りが、あなたにとって**浄化・開運・引き寄せの“扉”**になる日が来るかもしれません。