コーヒーメーカーを買い替えたことをきっかけに、フィルターの形が味に影響することを実感しました。
これまで当たり前のように使っていた台形型フィルター。ところが、新しく選んだ機種は円錐型。
形が違うだけで、同じ豆でも「こんなに味が変わるの?」と驚いた体験から、
今回はフィルターの形状と味の違い、そしてコーヒーメーカー選びの視点についてお話しします。

フィルターの形状で味が変わるって本当?
コーヒーメーカーやハンドドリップで使う「ペーパーフィルター」には、大きく分けて台形型と円錐型の2種類があります。
見た目はどちらも似ていますが、実は構造やお湯の流れ方に違いがあり、仕上がりの味に個性が出るのです。
台形型と円錐型フィルターの違いとは
台形型(以前使用していたサーモス製)
- フィルターの底が広く、お湯がゆっくり横に広がる構造
- 味に安定感があり、コクのある仕上がりに
- 扱いやすく、忙しい朝でもスムーズに淹れられるのが魅力
円錐型(現在使用しているハリオV60珈琲王2)
- フィルターが先細りのため、お湯が中心に集まりやすい構造
- 香りや味の変化が出やすく、すっきりした後味に
- 湯の注ぎ方次第で、味にバリエーションをつけやすい
実際に感じた「味の変化」体験談
毎朝同じ豆と水でコーヒーを淹れていますが、
珈琲王2を使い始めてから、香りや口当たりに変化があることに気づきました。
サーモスのコーヒーメーカーでも美味しくいただいていたのですが、
新しい機種に変えてからは、豆の香りが立ちやすく、味の輪郭がよりはっきりしてきたように感じたのです。
もちろんこれは、フィルターの形状だけが理由ではありません。
抽出温度・注湯プログラム・ドリッパー構造・サーバー素材——
さまざまな要素が組み合わさった結果、コーヒーの“表情”が変わったのだと思います。
可視化される抽出と音の魅力
以前使っていたサーモス製は、ステンレスボトル状のサーバーで、保温性に優れた構造でした。
それに対して、ハリオの珈琲王2はガラス製のサーバー付き。
お湯がコーヒー粉に注がれていく様子が見えるので、
朝の時間に“コーヒーを淹れている実感”が生まれます。
さらに、注がれるときの「ポコポコ…」という音と、立ち上る香りが心地よく、
抽出そのものが癒しの時間になっていくのを感じました。
職人技の注湯を自動で再現する珈琲王2
円錐型ドリッパーでは、お湯の注ぎ方で味が変わることがよく知られています。
- 中心にゆっくり注ぐ → コクが強くなる
- 全体に回しかける → 香りが引き立ち、バランスが取れる
- 一気に注ぐ → すっきり軽やかな味わいに
このような“職人技”を、珈琲王2ではプログラムで自動再現してくれます。
抽出温度は約93℃。蒸らしの工程も最適化されていて、
淹れ方に自信がなくても、安定して美味しいコーヒーが楽しめる設計になっています。
フィルター代用はできる?台形を折って使うのはNG?
「台形フィルターを底で折れば、円錐として使えるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、これはおすすめしません。
- 湯の流れが不安定になり、抽出にムラが出る
- フィルターとドリッパーの接触がズレて、お湯が横から漏れるリスクも
- 設計通りに味が出ず、香りやコクに偏りが生まれる可能性あり
見た目は似ていても、設計はまったく別物。
やはり円錐型ドリッパーには、専用の円錐フィルターを使うのがいちばんです。
注意点:操作ボタンと熱いサーバーの位置にご注意を
珈琲王2には大きな満足感がありますが、実際に使ってみて気づいたことがひとつあります。
それは、スイッチボタンの位置がサーバーのすぐ奥にあるということ。
コーヒーの抽出が終わったあとは、サーバーには熱々のコーヒーが入っている状態。
そのすぐ近くに手を伸ばしてボタンを押す構造になっているため、
不注意で熱いガラス面に手が触れてしまうおそれがあります。
とくに慌ただしい朝や、反射的に操作してしまいがちなときこそ、
スイッチを押すときはサーバーに手が当たらないように、慎重に操作することをおすすめします。
比較でわかる「自分に合う1台」の選び方
コーヒーメーカーは、暮らし方や使い方によって求める性能が変わってきます。
たとえば、こんなふうに分けて考えると選びやすくなります。
タイプ | 向いている人 | 商品例 |
---|---|---|
☕ 抽出の香りや工程を楽しみたい | 丁寧に淹れた1杯を味わいたい | ハリオ V60 珈琲王2 |
🔒 保温性・時短を重視したい | 忙しい朝や家族使いに | サーモス 真空断熱コーヒーメーカー |
どちらも魅力的なモデルなので、自分のライフスタイルに合うかどうかで選ぶのがおすすめです。
まとめ|フィルターの違いが毎日の一杯を変える
コーヒーメーカーを選ぶとき、「デザイン」「保温性」「機能性」などを見る方が多いと思います。
けれど実は、フィルターの形状や抽出構造も“味”に深く関わっているのだと、今回あらためて感じました。
サーモス製のように保温性を重視したモデルも、忙しい日常にはとてもありがたい存在です。
一方で、ハリオのように抽出のプロセスごと楽しめる機種も、
日々のコーヒー時間を「味わう時間」へと変えてくれる選択肢でした。
もし今、コーヒーメーカー選びで迷っているなら——
フィルターの形や、コーヒーとの付き合い方にも目を向けてみると、
いつもの一杯が少し違って感じられるかもしれません☕✨
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