沖縄には、ただのパワースポットとは少し違う
“祈りの物語”が今も静かに息づく場所があります。
今回の2泊3日は、宮古島にある大神島と、沖縄本島にある浜比嘉島という
琉球の祖神伝説を辿る島をめぐり、
御嶽の文化、ノッチ地形の可愛い奇岩、水字貝の小さなお守り、
潮風を感じる海中道路ドライブの楽しみ方を味わってきました。
願いを叶えるというよりも、
心を整え、日々を大切に過ごしたい人に届けたい旅の記録です。

✅ 宮古島・大神島(おおがみじま)― 神様の島の御嶽文化
宮古島の北方に浮かぶ大神島(おおがみじま)は、
数十人の人々が暮らす有人島でありながら、
島全体が御嶽(うたき)として守られています。
御嶽(うたき)とは?
沖縄では、森や岩山、洞窟などの自然そのものを
神様が降り立つ聖域として祈りを捧げる場所。
御嶽は誰でも自由に入っていい場所ではなく、
島の人々が代々、感謝や報告の祈りを守り続けてきました。
大神島(Googleマップはこちら)
大神島定期便(Googleマップはこちら)



✅ 遠見台(とぅーんみだい)とノッチ地形の可愛い奇岩
大神島で外せないのが高台の「遠見台(とぅーんみだい)」。
かつては遠くの船を見張り、島を守る役目を果たした場所です。
遠見台から眺める海岸線には、
波の浸食で生まれた「ノッチ地形(波食洞)」と呼ばれるくぼみが点在しています。
💡 ノッチは地形学用語で、波が海食崖を削ってできた凹みのこと。
沖縄の海岸ではこのノッチが洞窟やアーチ状に発達し、
動物の横顔やハート型に見える可愛い“奇岩”が生まれます。
自然が長い年月をかけて作った造形が、
まるで神様が残した小さなお守りのように感じられました。


✅ 遠見台の階段と島のルール
遠見台までは階段が続くので、歩きやすい靴が安心です。
途中に小さな御嶽の石碑があり、
結界を越えないよう静かに歩くのが礼儀です。
船乗り場や島内のトイレにはトイレットペーパーがないことが多いので、
ポケットティッシュを準備すると安心です。

✅ 水字貝 ― シーサーとは違う暮らしの小さな祈り
集落を歩いていると、民家の玄関先に水字貝(すいじがい)が
そっと置かれているのを見かけました。
水字貝は断面が「水」という字に見えることから、
沖縄では火難除け・魔除けのお守りとして大切にされています。
シーサーのように屋根の上で魔物を追い払うのではなく、
水字貝は暮らしの中に溶け込む静かなお守り。
玄関や祠に置かれ、家族をそっと見守ってくれます。

✅ 夜は人気店の居酒屋「でいりぐち」さんで晩御飯
大神島の空気に触れたあとは、ホテルから歩いて行ける居酒屋「でいりぐち」さんで晩御飯。
こちらは人気店ですので予約必須です。







旅のお約束・はしご酒は、野菜巻きと沖縄炉端「炭島」さん
吸い込まれるように入った、野菜巻きと沖縄炉端「炭島」さん




浜比嘉島 ― 祖神の眠るシルミチューとアマミチュー
沖縄本島から海中道路を渡って辿り着く浜比嘉島は、
琉球開びゃくの祖神、アマミチューとシルミチューが
最初の人間を生んだと伝わる祈りの島です。


✅ シルミチュー霊場 ― 奥に残る神聖な鍾乳洞
鳥居をくぐり、ガジュマルに包まれた石段を登ると拝所があります。
そのさらに奥には鍾乳洞の“奥宮”があり、
普段は地元の神人(カミンチュ)だけが祈りを捧げる神聖な場所です。
ここでは、訪れたことへの感謝をそっと心に届け、
日々を丁寧に過ごすことを祈る――
そんな祈りの形が似合う場所です。

✅ アマミチューの墓 ― 潮風に包まれる祖神の気配
海沿いにはアマミチューの墓があり、
潮風とともに祖神に手を合わせる人々の祈りが今も息づいています。



✅ 海中道路ドライブは潮風がごちそう
浜比嘉島へは海中道路を渡るドライブが旅の醍醐味。
干潮の時間帯には干潟が現れ、珍しい景色を楽しめるので
潮位を調べて出発するのもおすすめです。

✅ マツダロードスターでオープンカーを楽しむ人へ

海風を感じたい人にはオープンカーのレンタカーもおすすめ。
ただし…
✅ 帽子は飛ばされるので注意
✅ 髪型が大変なことになるので同行者に了承を(笑)
✅ 二人乗りなので、グループやファミリー旅行には向きません
海風ドライブを楽しんだあとは
道の駅のような休憩スポットで潮風を感じながらひと息つくのも◎。
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✅ 浜比嘉島の塩 ― 新月と満月に汲む祓いと再生の塩
シルミチューやアマミチューを巡って心を浄化したあと、
浜比嘉島でいただいた塩は、旅の余韻をお守りのように家に持ち帰れる気がしました。
新月や満月の夜に汲んだ海水で丁寧に作られた塩は、
昔から祓い清めの“神饌”として大切にされてきたもの。
お料理に使う以外にも、お清めの盛り塩として玄関に置いたり、
お風呂にひとつまみ溶かして“塩湯”にしたり…。
沖縄で感じた祈りの時間を、暮らしの中でもそっと思い出させてくれます。
浜比嘉島の塩は、ふるさと納税の返礼品としても受け取ることができます。
旅の思い出をお守りのように迎えたい方は、
こちらもぜひ覗いてみてくださいね。
👇新月は浄化と新しい始まり

👇 満月は満ち足りて感謝と手放し

👇お得な10個セット

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✅ 【まとめ】
御嶽に守られた大神島の静けさ、
暮らしの中にそっと置かれた水字貝、
祖神を想い潮風に祈りを届ける浜比嘉島――。
ただの観光ではない“心を整える旅”は、
訪れる人の姿勢をそっと整えてくれます。
またいつか、祈りの島に呼ばれたら
その物語に触れに行きたいと思います。
✅ 【宿泊先情報】
🌿 宿泊したホテル
ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート(Googleマップはこちら)
リゾート感あふれるオーシャンビューと大浴場付きで、旅の疲れを癒すのにぴったり。


✅ 【立ち寄った飲食店】
🍽️ シーサイドレストラン
- シーサイドドライブイン (Googleマップはこちら)
沖縄ドライブの途中で外せない老舗レストラン。アイスやハンバーガーなどテイクアウトも人気。

🍽️ 中休味商店
- 中休味商店(なかやすみしょうてん)(Googleマップはこちら)
地元の製麺所直営。素朴で優しい味わいの宮古そばが美味しい!お昼休憩にぴったり。

🏮島炉ばた冨士
ホテルモントレ沖縄スパ&リゾートから海風を感じながら徒歩で行ける「島炉ばた冨士」さん。









✅ 【寄り道スポット】
🌊 万座毛(まんざもう)
海の青さと象の鼻の形をした岩が有名な絶景スポット。旅の最後に立ち寄ると海と風に浄化されるような気分に。


