はじめに
2022年開催の関ヶ原合戦祭り。
私の娘は、推しである石田三成隊の足軽役として参加しました。
私はカメラ係として現地に呼ばれたのですが、
笑いあり、迫力あり、そして感動の詰まった推し活遠征でした。
このページでは、
実際に参加してわかった準備のコツ、宿泊情報、観光客としての楽しみ方、
そして関ヶ原が今も“東西文化の分水嶺”と呼ばれる理由まで
たっぷりお届けします。

関ヶ原合戦祭りとは?
関ヶ原合戦祭りは、1600年の「天下分け目の戦い」をテーマに、
毎年10月に関ヶ原町で開催される歴史イベントです。
石田三成や徳川家康など武将隊が登場する「関ヶ原合戦絵巻」をはじめ、
布陣パフォーマンス、地元グルメの屋台村、体験ブースなど、
歴史好きから家族連れまで楽しめる催しが盛りだくさん。
会場は主に3か所に分かれていて、
それぞれ地元の物産ブースやステージイベントが行われます。
・笹尾山会場:イベント、布陣パフォーマンス、キッチンカー
・役場前広場:オープニングセレモニー、屋台村、キッチンカー
・古戦場記念館前:合戦絵巻の本番、展示、体験ブース、休憩スポット
3か所の会場は徒歩圏内にあり、家族連れ、推し活遠征、歴史初心者でも
迷わず楽しめるのが魅力です。

【参加者向け】参加条件と申し込みの流れ
年齢・体力・全日程参加が必須
- 性別問わず18歳以上
- 体力に自信がある人
- 前日リハーサルから本番まで【全日程参加必須】
- 希望する武将隊を選べますが、必ず希望通りとは限りません。
申込み時期と方法
- 例年、8月〜9月上旬に募集。
- 郵送で申し込みし、書類審査で参加可否と配役が決まります。
- 参加費は大将・副将と一般役で違います。
- 参加費には甲冑レンタル、消耗品、昼食代が含まれます。
- マイ甲冑持参での参加もOK!
【参加者向け】前泊必須!宿泊エリアと注意点
なぜ宿泊が大事なのか?
前日リハーサルは午前から。
当日朝は会場周辺が大混雑するので、前泊しないと体力も心も持ちません。
私はカメラ係として現地に呼ばれたので、自家用車で当日参加しました。
おすすめ宿泊エリア
- 関ヶ原町内のビジネスホテル・旅館
会場まで徒歩圏なので朝がラク。駐車場付きプランを探すと安心。
- 大垣市エリア(車で約30分)
駅周辺にビジネスホテル多数。名古屋方面からのアクセスも便利。
- 米原駅周辺(車で約20〜30分)
新幹線&レンタカー組にもおすすめ。
- 岐阜羽島駅周辺(車で約30分)
新幹線&レンタカー組にもおすすめ。
【参加者向け】準備しておきたい持ち物リスト
- 履き慣れた運動靴 or 足袋型シューズ
- 足袋
- 練習リハーサル時:ジャージ上下など動きやすい服装
- ウェストポーチ or 巾着袋 (本番中の荷物は最小限)
- モバイルバッテリー
【観光客向け】観るだけでも大満足!会場の雰囲気
布陣パフォーマンスは笑いあり!
各隊ごとの演武は、演技力と笑いが満載!
三成隊の「忠義ある寸劇」や島左近隊の迫力に、
会場中が笑顔に包まれていました。
武将さんはイケメン揃い!
武将役の皆さんは本当にイケメン揃い!
布陣パフォーマンス中は写真撮影OKのタイミングも多いので、
推し武将ができたらカメラは連写モードで!


関ヶ原合戦絵巻本番|真剣そのものの迫力
パフォーマンスの空気とは一変、
本番の関ケ原合戦絵巻は武将隊も足軽隊も真剣そのもの。
槍を振ったり走り回る娘の姿をレンズ越しに追いながら感動してしまいました。
【観光向け】トイレ事情と寒さ対策
- トイレは各会場にあるので困ることはありません。
- 常設トイレを覚えておくと安心。
- 10月後半は朝夕冷え込むので羽織れる上着必須。
【観光向け】露店グルメとお土産
それぞれの会場周辺には地元のお野菜直売、戦国モチーフのスイーツ、
団子やあったか麺類など露店グルメもたくさん!
「ただの歴史イベント」ではなく、お祭りとして食も十分楽しめます。

【関ヶ原古戦場記念館・ゆかりの地めぐり】
関ヶ原古戦場記念館の大スクリーンやジオラマは、
絵巻の前後に行くと理解度がグッと深まります。
さらに時間があれば、
石田三成陣跡、島左近陣跡、徳川家康の陣跡を巡るのもおすすめ。
【コラム】関ヶ原は今も“文化の分水嶺”?
関ヶ原の戦いは「天下分け目」と呼ばれるように、
日本の権力構造が東西に分かれた象徴的な出来事でした。
でも面白いのは、関ヶ原という場所が
「文化の分水嶺(ぶんすいれい)」としてもよく例えられることです。
分水嶺とは?
分水嶺とは、本来は山頂や尾根など、
川の水の流れを分ける場所のこと。
そこから転じて「物事の境目、分かれ目」という意味でも使われます。
もちろん、学術的に“文化の境目”として
関ヶ原だけが特別に決まっているわけではありません。
東西の風習や食文化の違いは
気候や流通の積み重ねで少しずつ変わっていくものです。
それでも、天下分け目の合戦があった場所だからこそ、
人々の中で「ここが日本の分水嶺」と象徴的に語られ続けているのです。
東西の違いが面白い!関ヶ原周辺の“暮らしの境目”
関ヶ原を境にして今も暮らしの中に残る、
小さな“東西文化の違い”をいくつかご紹介します。
🍡 丸餅?角餅?
お正月のお雑煮に使うお餅の形は地域で大きく違います。
東日本では角餅が主流、関西では丸餅が多いと言われています。
保存方法や武家文化と公家文化の影響など諸説ありますが、
関ヶ原周辺はその“境目”にあたると言われることが多いんです。
🛗 エスカレーターの立ち位置問題はどうして違うの?
エスカレーターの立つ位置が東と西で逆なのも
ちょっとした文化の分水嶺として有名です。
🟢 東日本(東京など)
国鉄(現・JR東日本)や東京メトロが
「左に立つ・右を歩く」と呼びかけたことが定着のきっかけ。
歩道の左側通行の流れとも一致しています。
🟠 西日本(大阪など)
一方、大阪では1970年の大阪万博(EXPO'70)で
外国人観光客が多かったことから、
イギリス式の「右に立つ・左を歩く」スタイルが広がった説が有力です。
その後、阪急電鉄などが混雑対策として
右立ちを推奨したことも定着を後押ししたと言われています。
🎎 雛人形の位置も東西で違う!
雛人形の並べ方も東西で少し違います。
関東では男雛が向かって左(上位)、お雛様は右。
一方、関西では古式の「左上位」の考えを大切にして、
男雛を向かって右に置く家も多いそうです。
🍜 うどんの味付けも違う
うどんのつゆも代表的な東西文化の違い。
東日本では濃口醤油でおつゆが黒め。
西日本では昆布だしと薄口醤油で黄金色。
スーパーで売っているうどんスープの素まで
地域ごとに違うのが面白いポイントです。
こうした違いを知って歩くと旅がもっと楽しくなる
もちろん、丸餅もエスカレーターも
関ヶ原の戦いが直接の理由で生まれたわけではありません。
でも「天下分け目の象徴」として
この場所を境目に文化の違いを感じるのはおもしろいですね。
歴史と暮らしがつながっている小さな雑学を
ぜひ旅のスパイスにしてみてください。
【まとめ】関ヶ原で推し活を楽しもう!
関ヶ原は「推し武将に会える」だけじゃなく、
歴史パワースポットとしての気を感じられる場所でもあります。
残念ながら2025年「関ヶ原古戦場祭り」は発表されていません。
古戦場おもてなし武将隊関ケ原組の記念館演武などたくさんのイベントが予定されていますので、
関ヶ原古戦場記念館や関ヶ原観光協会の公式情報をぜひチェックしてみてください。
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彦根城や佐和山城跡の観光拠点にもなり、石田三成ゆかりのグッズ付き宿泊プランがリニューアルして再登場。
関ヶ原まで車で30〜40分ほどなので、「三成推し活遠征」の拠点としてぴったり!
戦国気分を高めながら、前泊で英気を養って関ケ原合戦祭りに備えるのもおすすめです。
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