ホテルの朝食と、思いがけない出会い
※この記事は2025年10月18日に訪れた際の記録です。
北京2日目の朝は、ホテルの朝食ビュッフェからスタートしました。
席に着くと、隣りの席で食事をしていた日本人観光客の母娘のお二人が声をかけてくださいました。
一人旅で心細かったので、とても嬉しかったです。
天安門広場の入り方やおすすめスポット、中国ドラマの話題で盛り上がり、
思いがけず楽しい時間に。
気づけば予定よりずいぶんと長居していました。

映像で見るよりも存在感が圧倒的でした。
天安門広場は「事前予約制」
WeChat(微信)で7日前から予約できます
天安門広場の見学は 事前予約が必須 です。
私はWeChat(微信)から予約しました。
WeChat(微信)のホーム画面にある検索窓に「天安門広場 予約」と入力し、一番上に表示された項目をタップすると、下のような画面になります。
「个人预约(個人予約)」をタップして進みます。

個人予約・団体予約・地区別予約などのメニューが並んでおり、ここから必要な項目を選択して進みます。
予約は 7日前から解放。
カレンダーで 日付が青く表示されている=予約可能 のサインです。

日付ごとに「可预约(予約可)」の表示がつき、タップすることで入場時間の選択へ進めます。

升旗(国旗掲揚)を見たい場合は早朝の枠から選択します。
このあと、検証地点の選択へ進みます。
選べる時間帯は
- 升旗(国旗掲揚):4時30分~6時15分と6時15分~7時15分
- 午前:7時15分~12時
- 午後:12時~16時30分
- 降旗及び夜間:14時51分~20時30分
の5区分(無料)。
次は検証地点の選択へ進みます。
希望する検証地点をタップして、次に画面下の確定をタップします。

場所によって混雑状況が異なります。
次に入力するのは、
氏名・パスポート番号・国籍・性別・年齢・電話番号。
外国人は「护照(パスポート)」を選べばOKです。
予約完了後は WeChat の「预约记录」に、
文字形式の予約票 が自動保存されます。
この予約画面を表示して入場します。

入力ミスがあると当日入場できないため、ここは慎重に確認するのがポイントです。
入場当日:予約画面+パスポートの両方が必要
当日、私は 9時頃に列に並び、入場できたのは11時頃。
この日は土曜日だったのもありとても混雑していました。
天安門広場はセキュリティはかなり厳重です。
入場までに通過したチェックは合計3回。
- パスポート確認
- 予約票の提示
- 手荷物検査
1~3を3回チェックしました。
なお、手ぶらの人には 途中から手荷物なし専用レーン があります。
広場のトイレ事情(重要)
広場内にはトイレが複数ありますが、
日本のトイレとは造りが大きく異なります。
個室の扉はありますが 扉の高さが低く、
しゃがんでいる姿は見えないものの、
立ち上がったときに腰から上が外側に見える造り でした。
私は落ち着かず、ここでは利用できませんでした。
このあと向かう 紫禁城(故宮)のトイレは比較的きれい で
個室の仕切りも高く、清潔感も十分。
時間に余裕があれば「故宮に入ってすぐのトイレ」利用をおすすめ します。
国慶節シーズン限定の「花籠」を間近で鑑賞
天安門広場でもひときわ目を引くのが、
国慶節(10月1日)シーズン限定で設置される 巨大な花籠(花篮)。
高さ約18メートルの花籠は、
バラ、牡丹、ダリア、果物などの造花が立体的に飾られ、
遠くから見ても華やか。近くに寄ると細部の作り込みに驚かされます。
花籠のデザインは 毎年変わる ため、
旅行のタイミング次第でしか見られない“期間限定の象徴”。
今回はこの季節に訪れたことで、特別な風景を間近で見ることができて幸運でした。

広場全体が祝賀ムードに包まれていました。
世界遺産「北京中軸線」の中心に立つ広場
天安門広場は、
永定門 → 天壇 → 天安門 → 紫禁城 → 景山
と一直線につながる 世界遺産「北京中軸線(中轴线)」 の中心にあります。
都市全体が一本の軸を基準に構築されているため、
広場に立つだけで北京という都市の“秩序の美しさ”が自然と伝わります。
赤い城壁、金色の屋根、人民英雄記念碑、人民大会堂、
そして広がる北京の空。
映像で見慣れた景色が、一気に目の前に立ち上がってくる瞬間でした。


その奥には毛主席紀念堂が見えます。



細部まで繊細な装飾が施されています。
まとめ|天安門広場は「入場までの体験」も含めて忘れがたい場所
天安門広場は、世界遺産の中心軸に立つという特別感、
北京という都市のスケールの大きさを味わう時間でもありました。
次へ進むと、
いよいよ紫禁城(故宮)の入口 「午門」 が目の前に現れます。
中国ドラマで見てきた世界そのままの壮麗さを、次の記事で紹介します。

澄んだ青空と重厚な建築が広がる。