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🌿【金運神社の聖地】新屋山神社を参拝|富士山麓で運気を整えるパワースポット巡り

山梨県・富士吉田市の森の中にひっそりと佇む「新屋山神社(あらややまじんじゃ)」。(Googleマップはこちら
近年は“金運の神様”として注目され、経営者やスピリチュアル好きな旅人が全国から参拝に訪れています。
今回は、実際に参拝した本宮の様子に加え、神様の背景や神社にまつわる魅力も交えてご紹介します。

新屋山神社の参道入口に建つ赤い鳥居と石柱
新屋山神社の参道入口。朱と黒の鳥居にかかる注連縄と石柱が、神域への一歩を静かに知らせてくれます。

⛩️新屋山神社とは?歴史とご祭神

新屋山神社の由緒を記した説明板
神社の歴史やご祭神の情報がまとめられた案内板。事前に読んでおくと参拝が深まります。

創建は1534年。ご祭神は「大山祇大神(おおやまづみのおおかみ)」で、山の神々の祖神ともいわれる存在。
五穀豊穣・商売繁盛・建設・鉱業・航海安全・縁結び・夫婦円満・子授けなど幅広いご利益があるとされています。
境内には、稲荷社や夫婦木社などの末社も点在しています。


🌲屋根付き鳥居と境内の神聖な空気

屋根付きの鳥居。神域と俗世を分ける境界を示すもの
珍しい屋根付きの鳥居が、聖域への入口を物語ります。

境内の鳥居の中には、珍しい“屋根付き”のものがあります。

鳥居とは、俗世(私たちの世界)と神域(神さまの世界)を分ける「結界」のしるしです。
その鳥居に屋根がつくことで、視覚的にも「ここから先は格別に神聖な場所である」と強く印象づけられるようになります。

とくに、山岳信仰や修験道(しゅげんどう:山にこもって修行する日本独自の信仰体系)では、山そのものが神聖な存在。
屋根付きの鳥居は、そうした「特別に清められた山の聖域」への入口に設けられることが多く、神域に入る前に心身を整える門としての役割を果たしています。

また、屋根付き鳥居は、一般的な鳥居に比べて建築にも手間がかかるため、由緒ある場所や信仰の厚い神社にだけ設けられていることが多いのだとか。

つまり、屋根付きの鳥居は「特別に丁重に扱われている結界」であり、訪れる者に「ここから先は神の領域」と静かに伝えてくれる存在なのです。


🐉金龍と鳳凰が見守る本殿|新屋山神社の見どころ

新屋山神社の本殿。鳳凰と金龍が彫刻された荘厳な拝殿
金運のご利益で知られる新屋山神社の本殿。鳳凰と金龍が参拝者を迎えてくれます。

拝殿には、金色の龍と色鮮やかな鳳凰の彫刻が施されており、見る者の心を引きつけます。

🔍ポイント:
鳳凰は「徳のある者のもとに舞い降りる」とされ、再生や繁栄を象徴する瑞鳥。
金龍は“金運を呼び込む守護神”として、新屋山神社の財運信仰と深く結びついています。

拝殿の破風や彫刻を見上げた角度から撮影
彫刻や装飾の美しさに見とれてしまう瞬間。細部に神聖さが宿っています。

🌾商売繁盛を願う「稲荷社」

新屋山神社の境内にある稲荷社。商売繁盛の神様を祀る
朱塗りの鳥居とともに静かに佇む稲荷社。商売繁盛や五穀豊穣を願って参拝されます。

参道に入ってすぐに現れるのが朱色の稲荷社。
五穀豊穣・商売繁盛の神様「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」が祀られています。


💑ご縁を結ぶ「夫婦木社」|縁結び・子授けのパワースポット

縁結び・子授けのご利益がある夫婦木社の祠
「心」の奉納板が印象的な夫婦木社。やさしく見守るご神木の気配が感じられます。

縁結び・夫婦和合・子授けのご利益がある「夫婦木社」。
「心」の文字と赤い手形の奉納板が印象的です。

🌳由来のひとつ:
実際に2本の木が寄り添うように結びついた“夫婦木”がご神体となっており、自然信仰の温かさが感じられます。


🌄富士山信仰を感じる「小御岳社」

新屋山神社の境内にある小御岳社。赤い鳥居の奥に祠と福の神像が並ぶ
小御岳社は富士山信仰にゆかりのある末社。赤い鳥居の奥には木花咲耶姫命を祀る祠と、福徳を象徴する神像が並びます。

境内には「小御岳社(こみたけしゃ)」という小さな社もあります。
富士山の神様・木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀っており、もともとは富士山の噴火鎮静や山の守り神として崇敬されてきました。

🔍「小御岳」とは:
富士北斜面の霊場で、富士登山道(吉田口)の「小御岳神社」から名を継いだとされます。

静かに佇む祠の前に立つと、富士信仰の精神が今も息づいていることを感じさせてくれます。


🗻参拝道中で出会った富士山の絶景

高速道路から見えた富士山の遠景
富士山の雄大な姿に背中を押されるような気持ちになりました。
富士山の雪化粧が美しい近景
道中に出会った美しい富士山。まるで神様が見守っているかのようでした。

新屋山神社は富士山の麓にあり、天候に恵まれれば見事な姿を見ることができます。
その圧倒的な存在感に、「やっぱり富士山って特別」と感じずにはいられません。


🧭新屋山神社の奥宮とは?アクセスと注意点も紹介

新屋山神社には、本宮とは別に富士山二合目(標高約1700m)に鎮座する「奥宮」があります。(Googleマップはこちら
私は今回、時間の関係で奥宮までは訪れませんでしたが、調べるほどにその神聖さに惹かれました。

奥宮は、本宮と並んで「金運祈願の聖地」として広く知られており、自然に囲まれた静寂な空間の中で、心を整える場所として多くの方が訪れています。


📝奥宮参拝の注意点

  • 冬季(11月中旬〜4月頃)は閉鎖されており、立ち入ることができません。
  • 本宮から車で約30分ほどかかり、山道が続くため、天候と装備には十分ご注意ください。
  • 駐車場・トイレは簡素なため、事前準備がおすすめです。

私自身はまだ訪れたことがありませんが、次回は時期を合わせて「本宮と奥宮の両方を参拝」したいと思っています。
その空気に触れてみることで、もっと深く神様と向き合えるような気がしています。


🪙新屋山神社の人気お守り|キラキラのカード型で金運アップ?

新屋山神社の授与品のなかでも特に人気なのが、財布に入れられる“キラキラ輝く美しいカード型お守り”
持ち歩きに便利なサイズながら、金箔のような輝きと神聖な気が込められた特別なお守りです。


🧠知っておくともっと楽しめる神社の魅力

  • 大山祇大神は日本全国の山の神の祖
  • 金龍と鳳凰は「財・再生・徳」の象徴
  • 屋根付き鳥居は修験道や山岳信仰の名残
  • 夫婦木社は実際の“夫婦木”が由来
  • 小御岳社は富士信仰の象徴的存在
  • 奥宮は本宮と並ぶ金運祈願の聖地

🍃おわりに

「金運アップ」と聞くと派手なイメージを抱きがちですが、実際の新屋山神社は、森に抱かれたような静けさと温かさに包まれた神域でした。
参拝後には、心が軽くなるような、すっと背筋が伸びるような感覚がありました。

何かを願うこと、それはきっと「今を大切にしたい」という想いの表れ。
そんな祈りを受け止めてくれる、やさしい神社でした。


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