「また吐血してる!」
「崖から落ちたのに生きてる!?」
「その仮面で本当に気付かないの?」
中国ドラマを見ていると、思わずツッコミを入れたくなる場面が次々と登場します。
最初は驚いていたのに、いつの間にか「また来た!」と笑ってしまうのも、中国ドラマならではの楽しみ方です。
今回は、中国ドラマファンなら一度は見たことがある「あるある」を10個厳選しました。
あなたはいくつ共感できますか?
中国ドラマあるある10選
① 吐血は日常茶飯事
中国ドラマで最も有名な「あるある」といえば、やっぱり吐血ではないでしょうか。
刺されて吐血。
毒を盛られて吐血。
内傷で吐血。
命懸けで戦って吐血。
気付けば、血を吐いていない回のほうが少ないくらいです。
武侠ドラマでは「内力」や「真気」という考え方があり、体の内側に受けた大きなダメージを視覚的に表現する演出として吐血が使われています。
見慣れてくると、
「多いな。」
「今回は少しだけだから軽傷かな。」
などと、吐血の量で重症度を判断してしまいます。
でも安心してください。主人公は意外と生きていますよ。
② けっこうな崖から落ちても死なない
主人公が崖から転落。
「もう終わりだ……。」
そう思った次の回。
普通に生きています。
しかも、
- 秘境で名医に助けられる
- 世捨て人の弟子になる
- 絶世の武術を身につける
ここまでがお約束です。
中国ドラマでは、崖は「人生が変わる場所」。
もはや崖は、人生のリセットボタンです。
落ちることは、物語の終わりではなく、新たな始まりなのです。
安心してください。崖から落ちたくらいでは死にません。
③ わりとみんな空を飛べる
歩くより飛ぶ。
屋根から屋根へ。
竹林の上をふわり。
武侠ドラマでは当たり前の光景です。
これは「軽功(けいこう)」という武術をもとにした演出で、ワイヤーアクションによって表現されています。
中国ドラマならではの幻想的で美しい映像の魅力でもあります。
安心してください。3話も見れば、普通に飛んでいても驚かなくなります。
④ 首チョップ一発で気絶
敵を捕らえたい時。
大切な人を危険な場所から遠ざけたい時。
そんな時は、首の後ろへ軽く一撃。
すると……
瞬時に気絶。
しかも、数時間後には元気に目を覚まします。
中国ドラマでは「少し眠っていてください」という便利なお約束として活躍しています。
安心してください。目が覚めた頃には、だいたい事件は解決しています。
⑤ 仮面は半分しか隠れていないのに誰も気付かない
目が見えている。
口も見えている。
声もそのまま。
それでも誰一人気付きません。
視聴者だけが、
「いや、絶対わかるでしょう!」
と画面にツッコミを入れます。
これも物語を盛り上げるためのお約束。
不思議なことに、見ているうちにこちらも気にならなくなってきます。
安心してください。気付かないのは登場人物だけです。
⑥ 丸薬がとにかく大きい
中国ドラマに登場する万能薬。
とにかく大きい。
親指ほどある丸薬を、水も飲まずに一気に飲み込みます。
見ているこちらは、
「喉につかえない?」
と逆に心配になります。
実際に漢方には「丸剤(がんざい)」という丸薬がありますが、ドラマでは現実よりも大きく描かれることが多く、その存在感も印象的です。
安心してください。飲み込めれば、だいたい助かります。
⑦ 病人には必ずお粥
誰かが倒れる。
すると必ず出てくるのがお粥です。
しかも、お粥をひとさじすくっては、首を左右に振って、
「ふー、ふー。」
この場面を見ると、
「もうすぐ回復するな。」
と思ってしまうほどのお約束です。
中国でも、お粥は消化がよく、体調を崩した時の食事として親しまれています。
安心してください。お粥が出てきたら、回復はもうすぐです。
⑧ 脈診で何でもわかる
医師が手首に指を添えます。
数秒後。
「毒です。」
「ご懐妊です。」
「余命わずかです。」
えっ、そこまでわかるの?
と思わず驚いてしまいます。
脈診は実際に中医学で行われる診察法です。
ドラマでは演出として誇張されている部分もありますが、中国文化を知るきっかけにもなる場面です。
安心してください。脈さえ診れば、だいたいのことはわかります。
⑨ 怒ると机の上の物を全部払い落とす
怒りが頂点に達すると……
落とすよ、落とすよ、
ザザザザー! バーン!!
ほら~、やっぱり・・・。だから言ったでしょ。
花瓶。
巻物。
茶器。
硯。
机の上は一瞬で空っぽになります。
毎回床を片付ける人は大変そうですが、感情の激しさを表現するお約束です。
安心してください。次の場面では、机の上はきれいに元どおりです。
⑩ また、あのお宅!
中国ドラマを何作品も見ていると、ある日気付きます。
「あれ? この屋敷、この前あの人が住んでいたよね……。」
この前は名門一族のお屋敷。
昨日は宰相のお屋敷。
今日は悪役の本拠地。
実は、横店影視城などの大規模撮影所では、同じ建物がさまざまな作品で使われています。
「また、あのお宅だ!どこをリフォームした?」
門に掲げられた「○○府」と書かれた扁額(へんがく)を掛け替え、家具や調度品を入れ替えるだけで、まったく別のお屋敷に早変わり。
門の扁額が変われば、昨日まで「李府」だったお屋敷が、今日は「張府」になっています。
門の前には、おなじみの石獅子(せきじし・日本でいう狛犬)が今日も門番をしています。
安心してください。同じお宅でも、今回は別のご家族がお住まいです。
まとめ
中国ドラマには、思わずツッコミたくなる「あるある」がたくさんあります。
それも中国ドラマの魅力のひとつ。
「また吐血してる!」
「また飛んでる!」
「また、あのお宅だ!」
そんなふうにツッコミを入れながら見る時間も、中国ドラマならではの楽しみ方です。
理由を深く考えなくても大丈夫。
安心してください。中国ドラマは、細かいことは気にせず楽しむのが一番です。
今回紹介したのは、ほんの一部。
実は、中国ドラマあるあるは、まだまだ終わりません。
次回は、「そんなことまで!?」と思わず笑ってしまう定番シーンを紹介します。
どうぞ、お楽しみに。