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【横店影視城】清明上河図は夜がおすすめ!中国ドラマの世界と打鉄花が美しすぎた

※こちらは2026年5月17日の記録です。
(ちなみにこの日は、私の推し俳優である成毅さんのお誕生日)

中国ドラマを見ていると、灯籠が揺れる夜の街で主人公たちが出会ったり、人々で賑わう祭りで事件が起きたりする場面がよく登場します。

今回訪れた横店影視城の「清明上河図」は、まさに中国時代劇ドラマあるあるの世界でした。

昼間も見応えがありますが、私がおすすめしたいのは夜。

無数の灯籠が灯る街並みや幻想的なライトアップ、そして迫力満点の打鉄花は必見です。

今回は実際に訪れて感じた見どころや夜景の魅力をご紹介します。

清明上河図景区の灯籠に彩られた正門
無数の灯籠が並ぶ華やかな門をくぐると、そこから中国ドラマの世界が始まります。

清明上河図とは?

「清明上河図」は、中国北宋時代の都・開封の繁栄した街並みを描いた名画です。

橋を渡る人々、行き交う商人、運河を進む船、市場のにぎわいなど、約1000年前の人々の日常が細かく描かれており、中国では国宝級の作品として知られています。

横店影視城の「清明上河図景区」は、その絵巻の世界を再現したテーマパークです。

城門をくぐると、まるで千年前の中国へタイムスリップしたかのような景色が広がります。

清明上河図が描いている北宋時代は、日本では平安時代後期。

紫式部が『源氏物語』を書いていた頃、中国では都・開封が人口100万人ともいわれる世界最大級の都市として栄えていました。

市場には商人や旅人が行き交い、人々は買い物や食事を楽しみ、茶楼では語らいの時間を過ごしていたそうです。

そんな当時の人々の暮らしが、清明上河図には驚くほど生き生きと描かれています。

中国ドラマの世界を歩きながら、約1000年前の人々の日常にも触れられる。それがこの景区の大きな魅力だと思いました。


中国ドラマで見た「あの街」が目の前に

「あーっ!ここ見たことあるー!」

橋のたもとに並ぶ商店。

水辺に映る灯り。

賑やかな通り。

茶楼のような建物。

ドラマで何度も見てきた世界そのものです。

さすがに空から飛んでくるイケメンはいませんが、歩いているだけで楽しくなります。


なぜ中国ドラマには灯籠祭りが登場するのか

中国ドラマでは、灯籠祭りの場面がよく登場します。

イケメン主人公と美しいヒロインが出会ったり、運命が動き出したりする大切なシーンです。

はい。だいたいイケメンは空から飛んで登場します(笑)

中国には「元宵節(げんしょうせつ)」という伝統行事があります。

元宵節は旧暦1月15日に行われる、春節(旧正月)の最後を飾るお祭りです。

春節の期間中から街には提灯が飾られ、元宵節にはさらに華やかな灯籠や灯りで街が彩られます。

提灯には幸福や繁栄への願いが込められ、夜になると街全体が華やかな灯りに包まれます。


横店影視城・清明上河図の夜景。提灯が灯る門に色鮮やかな魚の花灯が飾られ、北宋の街並みを華やかに彩る様子 キャプション
魚をかたどった花灯も飾られていました。
中国では魚(鱼) は「余(ゆとり・豊かさ)」と同じ発音 yú で縁起が良いとされており、
元宵節などのお祝いでも親しまれているモチーフです。
ひとつひとつの装飾にも中国の人々の願いや縁起担ぎが込められているのですね。

横店影視城・清明上河図の装飾。色とりどりの和傘や提灯、蓮の花灯籠が天井いっぱいに飾られた華やかな空間
提灯や花灯、色鮮やかな傘が飾られ、ドラマで見ていた灯籠祭りの世界が広がっていました。

なぜみんな謎解きをしているの?

お祭りの場面で、主人公たちが提灯の前に集まり、なぞなぞを解いているシーンを見たことはありませんか。

実はこれも実際の文化が元になっています。

元宵節には「灯謎(とうめい)」という遊びがあり、提灯に書かれたなぞなぞを解いて楽しみます。

灯謎は、現在も元宵節に各地で楽しまれているそうです。

ドラマでは主人公が見事に正解して周囲を驚かせていますね。


なぜ秀才たちは突然詩を作るの?

灯籠祭りや宴席の場面になると、賢い男性たちが即興で詩を詠み始めることがあります。

昔の中国では、詩を作る能力そのものが教養の証でした。

出世のための科挙試験では文章力が重視され、幼い頃から詩を学んでいました。

灯籠祭りや宴席で詩を披露することは、当時の知識人たちのたしなみだったようです。


漢服姿で歩けば主人公気分

園内では漢服を着た素敵な観光客をたくさん見かけました。

若い方だけでなく年配の女性や、男性も多く楽しんでいました。

園内外には漢服レンタルのお店があり、本格的な衣装で散策を楽しめます。

特に夜のライトアップは写真映え抜群です。

ぜひ挑戦してみてほしいです。


人気のNPCたちに人だかり

園内では、中国時代劇の登場人物になりきったスタッフたちが各所でイベントを行っていました。

中国ではこうしたスタッフを「NPC」と呼ぶそうです。

日本ではゲーム用語として使われることが多い言葉ですが、中国ではテーマパークや体験型イベントのスタッフという意味でも使われています。

私が訪れた日も、人気のNPCの周りには人だかりができていました。

一緒に写真を撮ったり、即興ゲームに参加したり、掛け合いを楽しんだりと、まるでドラマの登場人物と交流しているような感覚です。

イベントでは園内で使える特典がもらえるようで、多くの人が積極的に参加していました。

私は中国語が分からないので見学専門でしたが、それでも十分面白かったです。

それにしても、まぁどのNPCもイケメンで!

しばらく見入ってしまいました♡

花花楼の前で観光客と交流する漢服姿のNPCと華やかな花飾り
花で彩られた花花楼の前では、漢服姿のNPCが観光客とゲームをしていました。
ドラマの世界から飛び出してきたような雰囲気で、見ているだけでも楽しいひとときです。

夜になると別世界が始まる

日が沈み始めると、園内の雰囲気は一変します。

提灯に灯りが入り、水面には幻想的な光が映り込みます。

清明上河図は絶対に夜がおススメです。

横店影視城・清明上河図の夜景。ライトアップされた楼閣と橋、水辺に設置された巨大な魚の灯籠が輝く幻想的な風景
夜の清明上河図では、色鮮やかな巨大オブジェも登場します。
ライトアップされた楼閣や橋が水面に映り込み、幻想的な景色が広がっていました。

横店影視城・清明上河図の夜景。北宋の女性詞人・李清照をテーマにした演目「你好,李清照」が上演される円形劇場
北宋を代表する女性詞人・李清照をテーマにした演目「你好,李清照」が上演されていました。
中国語はほとんど分かりませんでしたが、華やかな舞台演出と幻想的な雰囲気だけでも十分楽しめました。

打鉄花は絶対に見てほしい

夜のクライマックスは「非遗打铁花(打鉄花・だてっか)」です。

「非遗」とは中国語で非物質文化遺産(無形文化遺産)のこと。

打鉄花は中国の無形文化遺産にも登録されている、千年以上の歴史を持つ伝統芸能です。

高温で溶かした鉄を夜空へ打ち上げ、無数の火花を咲かせます。

赤や火には邪気を払い、福を招く意味があると考えられており、打鉄花にも人々の願いが込められているそうです。

夜空いっぱいに広がる黄金色の火花を見上げながら、私は『延禧攻略(瓔珞)』を思い出していました。

ドラマの中で高貴妃が皇太后の誕辰祝いのために企画した「万紫千紅」という演目。

この打鉄花だったのでは?

これは本当におすすめです。

清明上河図を訪れるなら、ぜひ夜まで滞在して見てほしい演目です。

私は感動で涙が出ました。

横店影視城・清明上河図で上演される打鉄花。夜の水辺に黄金色の火花が扇状に広がり、水面にも幻想的な光が映り込む様子
夜のクライマックス「非遗打铁花(打鉄花)」。

清明上河図と秦王宮は徒歩で移動可能

私が訪れた際、清明上河図景区内で「秦王宮園区(The Palace of Emperor Qin)」への連絡通路を見つけました。

2026年から秦王宮景区と清明上河図景区は相互接続されたという情報もあり、私が通った際は再度の検票はありませんでした。

そのため、秦王宮を見学したあとに徒歩で清明上河図へ移動し、夜景や打鉄花を楽しむという回り方も可能です。

実際に現地で案内表示も確認できました。

清明上河図景区内に設けられた秦王宮園区への連絡通路入口。夜のライトアップに照らされた「秦王宮園区(The Palace of Emperor Qin)」の看板と、上階へ続く階段。
清明上河図景区を散策している途中で見つけた秦王宮園区への連絡口。
再度の検票はなく、そのまま通路を進むことができました。

清明上河図景区と秦王宮景区を結ぶ連絡通路の先の秦王宮の城壁
清明上河図景区と秦王宮景区を結ぶ連絡通路を抜けると、秦王宮の城壁が見えてきます。

まとめ

元宵節や灯謎、打鉄花について調べてみると、あの日見ていた景色の意味が少しずつ分かってきました。

中国ドラマでおなじみの灯籠祭りや詩会、賑やかな街の風景。

実際の文化や人々の願いから生まれたものだったのですね。

もし清明上河図を訪れる機会があれば、ぜひそんな背景も少しだけ知ってから歩いてみてください。

きっと私より何倍も深く、この場所を楽しめると思います。

……もちろん、イケメン目的だけでも十分楽しめますよ!

私はむしろ、そちらもかなり満喫しました(笑)。


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